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2011年5月29日 (日)

4週間経ちました

こんにちは。5月29日(日)の朝です。
台風の影響で、ほとんどの地域で雨が降っているようです。

カレンダーを見ると、未来が旅立った5月1日から4週間が経ちました。
もう少しで月命日です。

未来が亡くなってから、一番苦手だったことは何かといいますと同じマンションや近所の人に「ワンちゃんは?」と聞かれたり、職場で聞かれたりしたときでした。

ゴミ袋を持って、マンションの1階に降りたとき、「ワンちゃん、元気?」と話しかけてきた人がいました。
たまに会う人で、実は名前もすぐに思い出せない人でした。
「実は亡くなりました」と申し上げると、なぜかその人は満面の笑みを浮かべて、「まあ!そうなの!いつ?何日?」と明るく、しつこくおっしゃるのです。
「・・・今月の1日でした。失礼します」と言って、その場を立ち去りました。

ワンちゃんと暮らしたことがある人は、気持ちを分かってくださいますが、そうでない場合の好奇心丸出しの表情、または無関心の表情というのは、どうにも辛くてね、しばらくの間は「私に話しかけるな~」というオーラが出ていたのではないかと思います。

病院で院長先生に、今までお世話になった御礼を申し上げるときも実は憂鬱でした。クロベェのお薬や輸液を購入するために、病院通いは続いているのです。

院長先生は優しかった。
腎不全というより、老衰ですね。
おかあさんがお家にいるときでよかった。
これから疲れが出てくるかもしれませんから、気をつけて。

院長先生の印象は今まで「優しい」ではありませんでした。
優しいというより、厳しいというか、人を見るという印象でした。
先生の考え方や言葉に反発したことが何度もあったので、身構えていた私は、びっくりして大泣きしそうになるのを必死でこらえました。

先生には、未来の最期の様子を少し話しました。

前日は本当に穏やかに過ごしていたこと。夜はいつものように、1度眠ってから起きて、夜鳴きをしたり、グルグル廻っていたこと。

そして、突然パタンと横向きに倒れてしまったこと。
あれ?と思いました。どうしたんだろう。

未来は背中を反らして、一瞬足を突っ張り、それから寝たままウンチをしました。

あっ、これはいけない。咄嗟に思いました。でも、どうすることもできなかった。
未来ちゃんと呼びかけながら、さすったり撫でたりしましたが、呼吸が荒くなり、それもあまり続かず、少しずつ弱くなっていき、すーっと・・・逝ってしまいました。

泣きながら、私は心臓発作だと思いました。
診察のときに「少し雑音が聞こえるかな」と先生に言われたことが何度かありました。
薬を増やすとか、検査をするとか、新たな処置は必要ないとおっしゃる先生の言葉を信じて、私自身もそれでいいと思っていました。

亡くなる直前のような発作が何度か続いていたら、検査や薬をお願いしていたと思いますが、最初で最後、そして旅立ってしまいました。

ベストを尽くしたつもりだったけど、甘かった・・・という気持ちもあります。
尿毒症が原因でなくてよかった・・・という気持ちもあります。
堂々巡りでいろいろなことを考えて、4週間が経ちました。

前日、4月30日(土)があまりにも穏やかな日で、何もかも順調だっただけに残念で悔しくて。
グルグル廻ってしまうのを途中で止めて、抱っこしたり外に行ったりしていましたが、もっと早く止めていれば発作は起きなかったかもしれないのです。

時間が経てば少しずつ落ち着いてくるのかもしれません。
小さなきっかけで、また思い出して大泣きするのかもしれません。

妹が亡くなって、もう15年経ちます。
15年経っても小さなことがきっかけで涙が溢れてしまい、後悔の気持ちも相変わらずあります。

4月に田中好子さん(元キャンディーズのスーちゃん)が亡くなり、葬儀の日に流れたテープをテレビで聞いたときのことでした。

声が聞こえた次の瞬間、私は声を上げて泣いていました。

15年前に亡くなった妹も、病室で声を録音していました。
手元にテープはありませんが、少し元気のない声が突然蘇ってきました。
「今日は・・・お姉ちゃんが・・・来てくれてます」

顔が腫れ上がるくらい泣きました。
妹の写真を見ながら、やっぱり気持ちに封印してるのかなあと話しかけたりしました。

残されて生きている者は、考えたり、話しかけたり、泣いたりを繰り返していくのでしょう。
この対話は、時には辛いけど・・・やはり必要なもの。
文章にしたり、旅行に出たり、写真に向かって話しかけたり、自分のペースで自分の方法でやればいいのではないかなと思っています。

今日はコメント欄を閉じさせてくださいね。申し訳ありません。

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